せつない。

先日、せつない事が有りました。
それはもう、ある晴れた昼下がりの事でござりました。

少し古めの共同アパートの前で、小学生の女子3人がナニやら話しているので、
どれどれ今時の小学生は、どげな事を話しているのか?と、もろにミーハー根性で『少し耳を傾けてみましょう』と、ばかりにグラスの氷をカランコロンさせていたのでござりました。
するとこんな声が聞こえて来たのでござります。
「家ここなの。見た目は古いけれど、部屋の中はキレイなのよ」と1人の少女が言っていたのでござりました。
思わず『え!?この建物ってそんなに古い?ってか汚いの?』と、オイラの頭の中でハードディスクが、ガチャンガチャンとしておりました。

ってことは、オイラの住んでる洞穴は、なんて言われちゃうのでござりましょう?

「暗いとこだね〜♪」『洞穴だからねぇ〜♪』「虫が多いなー♪」なんて、ドント・トラスト・オーバー30ばりに、サルを脱がなくてはいけなくなるのでござりましょうな。

ああ、なんてせつないのでござりましょう。
こんなせつな過ぎるこんな日は、壁にみかんの汁で壁画を描くのでござります。